(読み)カン

デジタル大辞泉 「緘」の意味・読み・例文・類語

かん【緘】[漢字項目]

[音]カン(呉)(漢) [訓]とじる
封をする。封じ目。「封緘
口を閉じる。「緘黙

かん【×緘】

とじること。特に、手紙・書類などの封じ目。また、そこに書く文字

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「緘」の意味・読み・例文・類語

かん‐・する【緘】

〘他サ変〙 かん・す 〘他サ変〙 閉じる。また、封をする。多く、「口を緘する」の形で、発言しない、または発言させないの意にいう。箝(かん)する。
弔花(1935)〈豊田三郎〉「ホテルや、勝子や、彼が時に通ふ女のゐる街のことも一切口を緘(カン)してゐた」

かん【緘】

〘名〙 手紙の封じめ。閉じめ。また、手紙の封じめに書きつける文字。転じて、封筒封書。また、封書を数える単位
空華日用工夫略集‐康暦二年(1380)八月一四日「二条殿使菅秀長送一緘来」 〔李白‐久別離詩〕

かん‐・す【緘】

〘他サ変〙 ⇒かんする(緘)

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