緘黙(読み)カンモク

デジタル大辞泉 「緘黙」の意味・読み・例文・類語

かん‐もく【×緘黙】

[名](スル)
口を閉じて何も言わないこと。押し黙ること。
新聞一時に―して了っただけに」〈里見弴多情仏心
緘黙症」の略。→無言症
[類語]黙る沈黙黙りこくる押し黙る黙する黙り込む口を閉ざす口を閉じる口を結ぶ口をつぐむ口を塞ぐ口を封じる口が重いおくびにも出さない無言黙黙だんまり箝口かんこう無口寡黙寡言黙秘うんともすんともむっつりノーコメントむすっと黙過もっか完全黙秘口重くちおも口重い黙止暗黙言い渋る言い兼ねる言い淀む口ごもる言わず語らず口が堅い言葉を呑む言を左右にする口を濁す言葉を濁す

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精選版 日本国語大辞典 「緘黙」の意味・読み・例文・類語

かん‐もく【緘黙】

  1. 〘 名詞 〙 口を閉じて、しゃべらないこと。おしだまること。だんまり。無言。
    1. [初出の実例]「袖手且緘黙、独足卓立万仞崖」(出典:天柱集(1348頃)酬無用首座并序)
    2. 「意見相ひ触激するは〈略〉安静緘黙(かんもく)するに愈(まさる)こと万々なり」(出典:自由之理(1872)〈中村正直訳〉二)
    3. [その他の文献]〔宋史‐鄭侠伝〕

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普及版 字通 「緘黙」の読み・字形・画数・意味

【緘黙】かんもく

口をつぐむ。〔宋書泰伝〕深根固帶の、未だ愚心に洽(あまね)からず。是(ここ)を用(もつ)て猖狂作して、緘默すること能はざるなり。

字通「緘」の項目を見る

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「緘黙」の意味・わかりやすい解説

緘黙
かんもく

無言

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「緘黙」の意味・わかりやすい解説

緘黙
かんもく

無言症」のページをご覧ください。

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