緘黙(読み)カンモク

デジタル大辞泉 「緘黙」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「緘黙」の意味・読み・例文・類語

かん‐もく【緘黙】

  1. 〘 名詞 〙 口を閉じて、しゃべらないこと。おしだまること。だんまり。無言。
    1. [初出の実例]「袖手且緘黙、独足卓立万仞崖」(出典:天柱集(1348頃)酬無用首座并序)
    2. 「意見相ひ触激するは〈略〉安静緘黙(かんもく)するに愈(まさる)こと万々なり」(出典:自由之理(1872)〈中村正直訳〉二)
    3. [その他の文献]〔宋史‐鄭侠伝〕

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普及版 字通 「緘黙」の読み・字形・画数・意味

【緘黙】かんもく

口をつぐむ。〔宋書泰伝〕深根固帶の、未だ愚心に洽(あまね)からず。是(ここ)を用(もつ)て猖狂作して、緘默すること能はざるなり。

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