胴乱・筒卵(読み)どうらん

精選版 日本国語大辞典 「胴乱・筒卵」の意味・読み・例文・類語

どう‐らん【胴乱・筒卵】

〘名〙
① 革または布製で長方形の腰にさげる袋。最初、鉄砲の弾丸入れとして用いたが、転じて印・薬・銭(ぜに)またはタバコなどを入れた。
※波形本狂言・膏薬煉(室町末‐近世初)「胴乱(ドヲラン)より彼(かの)膏薬を取り出し」
野外で採取した植物を、持ち歩く間の破損乾燥から守るために入れておくための携帯用の容器
南国(1924)〈犬養健〉六「植物採集の胴乱を肩にかけて出掛けた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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