デジタル大辞泉
「自ずから」の意味・読み・例文・類語
おの‐ず‐から〔‐づ‐〕【▽自ずから】
[副]《「己つ(格助詞)柄」の意》
1 そのもの自体の力、成り行きに基づくさま。自然に。ひとりでに。おのずと。「この誤解は時が来れば自ずから解ける」
2 偶然。たまたま。まれに。
「―礎ばかり残るもあれど」〈徒然・二五〉
3 (下に仮定・推測の語を伴って)もしも。ひょっとすると。万一。
「―平家の事あしざまに申す者あれば」〈平家・一〉
4 みずから。
「―祈らずとも神ゐます宮のわたしは浪風もなし」〈滑・膝栗毛・四〉
[類語]自ずと・独りでに・自然
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例