超乗（読み）ちょうじょう

精選版 日本国語大辞典

ちょう‐じょう テウ‥【超乗】

〘名〙

① 車に飛び乗ること。転じて、時流にのること。

※偽悪醜日本人（1891）〈三宅雪嶺〉醜「美術の製作に従事すと称すれば、転た世間の俗物をして、開化超乗したる人物の如く思はしむ」 〔春秋左伝‐僖公三三年〕

② こえること。のりこえること。とびこえること。

※日本外史（1827）三「高綱則超乗而過、上_レ岸自名」

③ ある程度をこえてふえること。

※真善美日本人（1891）〈三宅雪嶺〉日本人の任務「其収穫三倍以上に超乗するは〈略〉明瞭なり」

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【超乗】ちよう（てう）じよう

車に飛び乗りする。勇を示す。〔左伝、僖三十三年〕秦の師、の北門をぐ。左右、冑を(ぬ)ぎて下り、超乘する三百乘なり。

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出典　平凡社「普及版 字通」