精選版 日本国語大辞典 「金の蔓」の意味・読み・例文・類語 かね【金】 の=蔓(つる)[=手(て)] ① 金銭をもうけさせてくれる手がかり。金づる。※浮世草子・新吉原常々草(1689)上「大臣金の手きれて後、〈略〉せめては其女良をあいみる心してうきをまぎらかすといふ事なり」※湯島詣(1899)〈泉鏡花〉四四「まだ、金(カネ)の蔓(ツル)があって、一式のことに落籍(ひか)して素人にして遣らうと」② 鉱脈。※俳諧・独吟一日千句(1675)第六「向ふの山はしれぬ談合 銀のつる雲をしるしに何国迄」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報