鈴木孝夫(読み)すずき たかお

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木孝夫」の解説

鈴木孝夫 すずき-たかお

1926- 昭和後期-平成時代の言語学者。
大正15年11月9日生まれ。エール大客員教授,慶大教授をへて,平成2年杏林(きょうりん)大教授。言語社会学専門とし,外国語教育改革,日本語の国際普及につくす。東京出身。慶大卒。著作に「武器としてのことば」「閉された言語・日本語の世界」「言葉のちから」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鈴木孝夫の言及

【鼻】より

…もっとも,myktērから転じた鼻を表す現代ギリシア語my(t)teと連なる形容詞myterósが〈先の鋭くとがった〉意なのは,日本語の〈はな〉に似ている。 鈴木孝夫《天狗の鼻はナゼ高い》によれば,鼻を山と類推的に高低で形容するのは日本語に特有で,英語,ドイツ語,フランス語はもちろん,トルコ語,ベトナム語,アイヌ語,朝鮮語などはみな,日本語の長短に相当する形容詞を用い,中国語だけが〈鼻は高い〉というものの,意識内に占める重要性は低い。だから〈象の鼻は長い〉と〈天狗の鼻は高い〉は日本語の枠組みの中でしか意味をもたないことになる。…

※「鈴木孝夫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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