間竿・間棹(読み)けんざお

精選版 日本国語大辞典 「間竿・間棹」の意味・読み・例文・類語

けん‐ざお ‥ざを【間竿・間棹】

〘名〙
検地を行なうとき、土地測量に用いられた一間の長さの竹製の竿。豊臣秀吉のときは一間が六尺三寸、江戸幕府では六尺一分であった。検地竿間尺(けんじゃく)。〔地方落穂集(1763)〕
大工が建築現場で用いる一間以上の長い物さし。尺杖(しゃくづえ)
浮世草子日本永代蔵(1688)三「大工〈略〉間棹(ケンザホ)杖に突(つく)も有」

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