鮑叔牙(読み)ホウシュクガ

デジタル大辞泉 「鮑叔牙」の意味・読み・例文・類語

ほう‐しゅくが〔ハウ‐〕【鮑叔牙】

中国春秋時代せい政治家。斉の桓公に仕え、友人管仲宰相に推薦して、桓公の覇道を達成させた。「管鮑かんぽうの交わり」の故事で知られる。生没年未詳。

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精選版 日本国語大辞典 「鮑叔牙」の意味・読み・例文・類語

ほう‐しゅくが ハウ‥【鮑叔牙】

中国、春秋時代斉の政治家。管仲の親友。管仲を桓公に推薦して宰相とし、桓公の覇業を達成させた。生没年未詳。→管鮑(かんぽう)の交わり

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世界大百科事典(旧版)内の鮑叔牙の言及

【管仲】より

…はじめ斉の公子糾に仕えた。襄公の死後,君位をめぐる内乱で糾と桓公(かんこう)が敵対し,糾が敗死すると管仲は捕らえられたが,親友の鮑叔牙のつよい推挙によって桓公に用いられ,宰相として国政にあずかることになった。彼の政策は,内政では商業を重視して国を富ませるとともに,国民を軍国主義的に編成して兵力の強大化につとめ,対外的には諸侯の信頼を得ることを第一とした。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」