黒白を争う（読み）コクビャクヲアラソウ

デジタル大辞泉

黒白こくびゃくを争あらそ・う

物事の正邪・善悪・是非をはっきりさせる。「法廷で―・う」
[類語]黒白こくびゃくをつける・雌雄を決する

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

こくびゃく【黒白】 を 争(あらそ)う

① どちらがよいか、正しいかをはっきりとさせる。

※文机談（1283頃）一「かきつけつくりをきたるめのまへの事をだにも、なを黒白をあらそふは人のさまなれば」

② 碁を打つ。

※行人（1912‐13）〈夏目漱石〉塵労「碁盤が一面あったので〈略〉兄さんを相手に黒白(コクビャク)を争(アラソ)ふつもりでした」

出典　精選版 日本国語大辞典