最新 地学事典 の解説
アイアン・ヒル・ストック
Iron Hill stock
南西コロラド,サン・ジュアン山脈の北麓に位置し,約30km2に露出するアルカリ火成岩の岩株。先カンブリア時代の花崗岩を貫き,後期ジュラ紀の砂岩に覆われる。火成岩は古いほうから,アンコンパーグライト,輝岩(全体の70%を占め,純粋の透輝石岩から黒雲母岩・ペロブスカイト磁鉄鉱岩など変化に富む),アイヨライト(岩脈),ソーダ閃長岩(片麻状),かすみ石斑れい岩~石英斑れい岩岩脈。岩体には苦灰岩が密接に伴い,熱水変質の産物と考えられているが,炭酸塩マグマ起原または先カンブリア時代の石灰岩の捕獲岩かもしれない。アンコンパーグライトと輝岩は玄武岩マグマが苦灰岩を同化し,また,アイヨライト・閃長岩は輝岩から導かれたと考えられている。参考文献:E.S.Larsen(1942) Prof. Pap., US Geol. Surv.,197-A
執筆者:端山 好和
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

