法則の辞典 の解説
アインシュタインの光化学当量の法則【Einstein's law of photochemical equivalents】
E=Nhν
となる.
この法則が,光化学第二法則*と呼ばれるのは,グロートゥス‐ドレイパーの法則*を光化学第一法則*というのに対してである.実際の光化学反応の場合,必ずしもこの法則通りにならないのは,光量子を吸収した分子が蛍光や燐光の形で,あるいは別の分子との衝突によってエネルギーを失う場合や,反応の結果多数の生成物が生じ,これをもとに連鎖反応が起きたりするからである.別名を,シュテルン‐アインシュタインの法則*ともいう.