燐光(読み)リンコウ

デジタル大辞泉 「燐光」の意味・読み・例文・類語

りん‐こう〔‐クワウ〕【×燐光】

黄燐が空気中で酸化して発する青白い光。また、生体物質腐敗・酸化するときに生じる光。
ルミネセンス一種。ある物質に光を与えると、その光の補給を停止してもしばらく残光が見られる現象。また、その光。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「燐光」の意味・読み・例文・類語

りん‐こう‥クヮウ【燐光】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 燐が空気中で酸化するとき発する青白い光。また、それに似た、夜光虫や蛍などの光。
    1. [初出の実例]「暗処にて搗研すれば燐光閃発し」(出典:舎密開宗(1837‐47)内)
  3. ルミネッセンスの一つ。物質が外部からのエネルギーを吸収し、発熱を伴わないで光を出し、外部からのエネルギー補給を停止してもしばらくの間発光を継続する現象。また、その光。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android