アウグスブルクの宗教和議(読み)アウグスブルクのしゅうきょうわぎ(その他表記)Augsburger Religionsfriede

旺文社世界史事典 三訂版 の解説

アウグスブルクの宗教和議
アウグスブルクのしゅうきょうわぎ
Augsburger Religionsfriede

1555年9月25日,アウグスブルクの国会でドイツにおける旧教徒ルター派との間で結ばれた協定
これによって,ドイツの諸侯は宗教選択権を得て宗教戦争は一応終結し,カトリックの全一的支配が消滅,ドイツ諸侯の宗教上の独立権が確立した。ただ個人の信仰自由を認めなかったこと,カルヴァン派の選択が許されなかったこと,カトリックの留保権が大きかったことなど,妥協的色彩が濃い。このため,宗教紛争は依然として尾をひき,やがて三十年戦争の一因となった。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む