アガブリヤート(その他表記)Aga-Buryat

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アガブリヤート」の意味・わかりやすい解説

アガブリヤート
Aga-Buryat

ロシア中東部,東シベリア南部,ザバイカリスキー地方に属する旧自治管区。ザバイカリスキー地方南部に位置する。中心地アギンスコエ。1977年までアガブリヤート民族管区。2008年チタ州と統合してザバイカリスキー地方の一部となった。バイカル湖の南東方,オノン川下流部左岸にあり,西部は山地,東部は標高 400m以上の高原で,中央部をオノン川支流アガ川が北東流する。山地はタイガ,ほかはステップ地帯に入る。ブリヤート自治共和国(→ブリヤート共和国)の外に住むブリヤート族のために 1937年設立され,住民の約半分がブリヤート族である。農牧業が主産業で,ヒツジ,ウシ,ウマの放牧と,コムギオオムギカラスムギジャガイモなどの栽培に従事する。鉱工業部門は農産物加工(食肉羊毛皮革),製材および東部でのスズ採掘が中心である。北東部をシベリア横断鉄道のハルビン経由線が通る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む