ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チタ」の意味・わかりやすい解説
チタ
Chita
チタ
Chita
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ロシア連邦中部、チタ州の州都。ザバイカル(バイカル湖東部)のインゴダ川に支流チタ川が合流する地点にある。シベリア鉄道に沿い、自動車道の中心で空港もあり、交通の要地。人口31万4300(1999)。付近で褐炭を産し、機械製造(自動車組立て、工作機、機関車・車両修理)、軽工業(家具・木工、毛織物、皮革・履き物、毛皮)、食料品(製粉、精肉、乳業)などの工業がある。起源は1653年建設の冬営所で、1690年に村となり、99年に柵(さく)(要塞(ようさい))が建設され、そこへ1827年デカブリストが流刑された。1851年に市となり、1900年にザバイカル鉄道が開通。1920~22年の間は極東共和国の首都。
[三上正利]
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