デジタル大辞泉 「オノン川」の意味・読み・例文・類語 オノン‐がわ〔‐がは〕【オノン川】 《Onon》モンゴル高原北東部を流れる川。モンゴル東部に源を発し、ロシア連邦チタ州に入ってアムール川支流のシルカ川に注ぐ。流域はモンゴル帝国発祥の地。長さ1032キロ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「オノン川」の意味・読み・例文・類語 オノン‐がわ‥がは【オノン川】 ( オノンはOnon ) モンゴル高原の北東部、ヘンテイ山に源を発するアムール川支流の一つ。流域は蒙古帝国誕生の地。敖嫩河。斡難河。鄂諾河。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オノン川」の意味・わかりやすい解説 オノン川オノンがわreka Onon モンゴル北東部とロシア東部のザバイカリスキー地方を流れる川。アムール川水系シルカ川の源流。全長 1032km。流域面積 9万6200km2。モンゴル北東部のヘンティー山脈に源を発して北東流し,ザバイカリスキー地方南部で,チタを経て東流してくるインゴダ川と合流してシルカ川となり,シルカ川はさらにアルグン川(→エルグン〈額爾古納〉川)と合流してアムール川となる。11月~4月は結氷。木材流送に利用される。オノン川とヘルレン川上流部に挟まれた地域は,12~13世紀にモンゴル帝国を築いたモンゴル人の居住地であった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「オノン川」の意味・わかりやすい解説 オノン[川]Onon ghol モンゴル高原北東部を流れる川。ヘンテイ山脈に発し,北東流してシルカ川に合する。モンゴルとロシアにまたがり,長さ1032km。流域のほとんどが森林ステップと純ステップのため,遊牧民の活動の場であった。チンギス・ハーンが生まれたのはその流域のデリウン・ボルダク(モンゴルのダダル・ソムとされる)であり,彼が1206年にモンゴル帝国を建てて即位したのも,この川の上源の地であった。執筆者:吉田 順一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「オノン川」の意味・わかりやすい解説 オノン川おのんがわOnon モンゴル高原北東部を流れる川。モンゴルのヘンテイ山脈北斜面に発して北東流し、ロシア連邦領に入り、シルカ川に流入する。全長1032キロメートル(モンゴル側445キロメートル)、流域面積約9万6000平方キロメートル(モンゴル側約4万平方キロメートル)。10月下旬から11月下旬以後150~170日間凍結する。流域は森林ステップと純ステップで、牧畜と農業が営まれている。チンギス・ハンの誕生と即位の地はともにこの川の流域である。[吉田順一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by