アクチノミケス(その他表記)Actinomyces

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アクチノミケス」の意味・わかりやすい解説

アクチノミケス
Actinomyces

放線菌類の1属。 1877年にハルツによって A. bovisという種がウシの顎に生じた瘤から分離された。その後しばしばいろいろの家畜の口内または口辺から発見され,まれには人体口腔からも見出されている。また家畜がイヌなどに咬まれた際,化膿性の疾患を起す病原菌としても記録されている。人体に感染すると放線菌症を起す。この菌の集落外見は一般の細菌類に似ているが,顕微鏡で調べると,菌体は非常に細い菌糸 (0.5~1.0μm) が放射状に分岐して培養基の表面に伸長している。この菌糸は成熟後切れぎれになってすべて胞子となり,あとに栄養菌糸を残さない。この点,同じ放線菌類のストレプトミケス Streptomycesが栄養菌糸を残しているのと比べて著しく異なる。

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