アクモラ州(読み)アクモラ(その他表記)Aqmola

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アクモラ州」の意味・わかりやすい解説

アクモラ〔州〕
アクモラ
Aqmola

カザフスタン中北部の州。カザフ丘陵北西部を占め,北部のステップと南部の半砂漠地帯からなる。乾燥した大陸性気候で,年降水量約 300mm。旧ソビエト連邦の農業地域の一つとして知られ,1950年代後半の開拓政策により穀物の大生産地となった。主要農作物はコムギオオムギカラスムギジャガイモなどで,ウシヒツジ家禽の飼育も盛ん。イシム川とその支流が流れ,多くの湖があるので漁業も行なわれる。主要な鉱工業は金,アンチモンなどの採掘,農業機械,建設資材,食品の製造など。州内の主要交通路は首都アスタナと西部のアトバサルを中心に放射状に延びる鉄道,幹線道路である。面積 14万6200km2。人口 73万6528(2015推計)。

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