ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イシム川」の意味・わかりやすい解説 イシム川イシムがわreka Ishim カザフスタン北部とロシアのチュメン州およびオムスク州を流れる川。オビ川の支流イルトゥイシ川の左岸支流。全長 2450km。流域面積 14万4000km2。カザフ丘陵北部に源を発し,カザフスタンの首都アスタナを西流したのち,ペトロパブロフスクとイシムステップを北流して,ロシアのウスチイシムでイルトゥイシ川に注ぐ。春は雪解け水によって氾濫し,夏には水位が下がる。一部区間で船舶が航行し,灌漑用水としても広く利用されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「イシム川」の意味・わかりやすい解説 イシム川いしむがわИшим/Ishim 中央アジアからロシア中南部を流れる川。カザフスタン共和国のカザフ山地に発し、カザフ台地を北流し、西シベリア低地のウスチ・イシム付近で、オビ川支流のイルティシ川に合流する。長さ2450キロメートル、流域面積17万7000平方キロメートル。上流のカザフ台地付近では峡谷状をなし、イシム草原や西シベリア低地では乱流となる。11月初めから4月末までは氷結するが、春には川幅が15キロメートルに達する所もあり、氾濫(はんらん)をおこす。流域にはカザフスタンの首都アスタナ、エシリ、ペトロパブル(ペトロパブロフスク)、イシムなどの都市がある。[須長博明][参照項目] | イルティシ川 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by