アジア=アフリカ法律諮問委員会(読み)アジア=アフリカほうりつしもんいいんかい(その他表記)Asian-African Legal Consultative Committee

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

アジア=アフリカ法律諮問委員会
アジア=アフリカほうりつしもんいいんかい
Asian-African Legal Consultative Committee

略称 AALCC。 1956年に日本,ビルマ (現ミャンマー) ,セイロン (現スリランカ) ,インド,インドネシアイラクシリアの7ヵ国により創設されたアジア法律諮問委員会を前身とし,アラブ連合の誕生 (エジプトとシリアの合邦) を契機に,アフリカ諸国の加入を予期して 58年改称。 AALCCはアジアとアフリカの国だけで構成された唯一の政府間国際機構である。政府任命の委員が構成する諮問機関ではあるが,国連国際法委員会,国連国際商取引法委員会と公式関係をもつほか,アラブ連盟,アフリカ統一機構,国連貿易開発会議などとも協力関係にあり,国連環境開発会議の準備に参画するなど近時ますます広範な活動を展開しており,80年以来,国連総会の常時オブザーバーの地位をもつ。事務局はニューデリー。 57年から各国持回りで年次会議を開催している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android