20世紀西洋人名事典 「アダムシャフ」の解説
アダム シャフ
Adam Schaff
1913 -
ポーランドの哲学者。
元・ワルシャワ大学教授。
ルウフ(後のソ連ウクライナ共和国リボフ)生まれ。
第二次世界大戦中ソ連に亡命、ソ連邦科学アカデミー哲学研究所で哲学研究に従事。戦後帰国し、ウージ大学教授を経て、1948年ワルシャワ大学教授となり、ポーランド統一労働党社会科学研究所所長、ポーランド科学アカデミー哲学・社会学研究所を兼任した。マルクス主義哲学の革新に務め、実存、言語などの問題に取り組み、’65年「マルクス主義と個人」を発表するが、修正主義と批判され、’68年ポーランド科学アカデミー哲学・社会研究所を辞任。その後は、ウィーン大学客員教授を務めるなど国外で教鞭をとっている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報