20世紀西洋人名事典 「アダムラパツキ」の解説
アダム ラパツキ
Adam Rapacki
1909.12.24 - 1970.10.10
ポーランドの政治家。
元・ポーランド外相。
ルブフ(リボフ説もあり)生まれ。
フランス、イタリアで学んだ後、ポーランド社会党に入党。第二次世界大戦中に捕虜としてドイツに抑留される。’48年ポーランド統一労働党に入党、党政治局員となる。’50〜56年高等教育相を経て、’56〜68年には外相を務め、西側諸国との外交・経済関係改善に尽力。また、’57年の国連総会においてはラパツキ・プランと呼ばれるポーランド、チャコスロバキア、東西ドイツを非核武装地帯とする中欧非核地帯案を提唱。’68年にユダヤ主義に反対し、党と政府の職を解任される。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報