ポーランド社会党(読み)ポーランドしゃかいとう(英語表記)Polskie Partia Socjalne

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポーランド社会党」の意味・わかりやすい解説

ポーランド社会党
ポーランドしゃかいとう
Polskie Partia Socjalne

略称 PPS。 1892年ロシア領ポーランドの社会主義運動家によりパリ集会で結成された政党。ポーランドの独立回復を中心目標にしていた。 1904年には武装闘争に入り,ロシア官憲に対するテロを展開したが,ウィーンの第9回集会で分裂。第1次世界大戦中は革命派の J.K.ピウスツキ路線で結集。 19年旧オーストリア領の社会民主党と旧プロシア領の社会党は合体し,第2次世界大戦前まで合法政党として存続した。ピウスツキ政権下の分裂と第2次世界大戦中の指導部のロンドンへの亡命後,その左派が 44年のポーランド国民解放委員会の成立に参加。 48年労働者党と合体してポーランド統一労働者党となった。

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