ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アッパヤ・ディークシタ」の意味・わかりやすい解説
アッパヤ・ディークシタ
Appaya Dīkṣita
[没]1593
インドの大注釈家。カーンチー付近で生れる (1552~1624の説もある) 。ペナコンダのベンカタ1世に仕える。最初カルマ・ミーマーンサー派に属し,"Upakramaparākrama" "Vidhirasāyana"を著わした。次にベーダーンタ学派のシャンカラ派に転じ多くのウパニシャッドに対する注釈を著わした。一方,シバ派とビシュヌ派の書物に対する注釈をも書いたが,晩年,右道シャクティ派の女神信者となり,『サウンダリヤ・ラハリー』に対する注釈を書いた。さらに詩論家としても有名で,"Kuvalayānanda"を著わした。
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