アテネーウム(その他表記)Athenäum

改訂新版 世界大百科事典 「アテネーウム」の意味・わかりやすい解説

アテネーウム
Athenäum

シュレーゲル兄弟(シュレーゲルAugust Wilhelm Schlegel(1767-1845),F.シュレーゲル)によって編集・発行されたドイツ・ロマン派の文芸機関誌。全3巻6冊(1798-1800)。寄稿の大半はシュレーゲル兄弟自らの手になったが,ノバーリスシュライエルマハーの作品も掲載された。F.シュレーゲルによる《アテネーウム断章》《イデーエン断章》《ポエジーに関する対話》,ノバーリスの《夜の讃歌》は,ドイツ・ロマン主義の文芸理論・宗教観・自然哲学原点となった。さらに,F.シュレーゲルの《ウィルヘルム・マイスター論》は,現代の解釈学の視点からも,文学批評の一つの規範として高く評価される。ポエジーと哲学の統合というロマン主義文学の概念規定を提示した《アテネーウム断章》第116は特に有名である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む