アテレクトミー(その他表記)atherectomy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アテレクトミー」の意味・わかりやすい解説

アテレクトミー
atherectomy

動脈硬化などで,心臓自体に栄養を送り込む冠動脈にたまったコレステロールや組織片の塊 (アテローム) を,特殊なカッターを使って血管内壁から直接削取る新しい治療法。実際には,内側にカッターがついたさやを細いカテーテルの先端部に取付け,大腿動脈から挿入して狭窄部にセットする。カッターを回転させて沈着物質を削り取り,かすはさやの中に取込む仕組みになっている。従来から使われていたバルーン・カテーテルでは広がらない血管の手術に適している。しかし,現状では冠動脈の太いところでしか使えないという短所もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む