ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アテレクトミー」の意味・わかりやすい解説 アテレクトミーatherectomy 動脈硬化などで,心臓自体に栄養を送り込む冠動脈にたまったコレステロールや組織片の塊 (アテローム) を,特殊なカッターを使って血管の内壁から直接削取る新しい治療法。実際には,内側にカッターがついたさやを細いカテーテルの先端部に取付け,大腿動脈から挿入して狭窄部にセットする。カッターを回転させて沈着物質を削り取り,かすはさやの中に取込む仕組みになっている。従来から使われていたバルーン・カテーテルでは広がらない血管の手術に適している。しかし,現状では冠動脈の太いところでしか使えないという短所もある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by