あない(読み)アナイ

精選版 日本国語大辞典 「あない」の意味・読み・例文・類語

あない

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 あのよう。多く「あないな」「あないに」の形で用いられるが、「あない」だけで副詞的にも用いられる。
    1. [初出の実例]「飛蛍あないな尻は生れつき〈西吟〉 栄螺のからは野辺のすて菴〈西鶴〉」(出典:俳諧・西鶴五百韻(1679)何鞠)
    2. 「よふあないいへるナア」(出典:洒落本・睟のすじ書(1794)五貫目つかひ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む