アバラストウィス(その他表記)Aberystwyth

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アバラストウィス」の意味・わかりやすい解説

アバラストウィス
Aberystwyth

イギリスウェールズ西部,セレディジョン北部の町。カーディフ北西約 120km,ライドル川とアストウィス川が合流してカーディガン湾に注ぐ地点にある。市の中核をなすのは 1277~84年に建設されたアバラストウィス城で,17世紀に一度破壊されたが,20世紀に入って復元された。港はかつては沿岸アイルランドとの交易でにぎわい,背後の鉛鉱山の積出港としても繁栄したが,今日はほとんど使われていない。19世紀末から海浜保養地として発展し始め,周辺の農業地帯の集散地ともなっている。またウェールズ文化の重要な中心地でもあり,市内にはウェールズ大学最初のカレッジであるアバラストウィス・カレッジ(1872),国立ウェールズ図書館や,ウェールズ長老教会の神学校などがある。人口 1万1607(2001)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む