セレディジョン(その他表記)Ceredigion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セレディジョン」の意味・わかりやすい解説

セレディジョン
Ceredigion

イギリスウェールズ西部の単一自治体(ユニタリー unitary authority)。行政府所在地アベレイロン。旧称カーディガンシャー。西部はカーディガン湾に臨み,内陸部は丘陵渓谷およびプリンリモン山地からなる。旧カーディガンシャー県と全域が重なる。1974年の自治体再編でディベド県の一地区となり,1996年に単一自治体となった。沿岸部は 17~18世紀,おもにブリストルとの沿岸交易でにぎわったが,産業革命後は鉄道の開通などにより衰退。多くの住民がイングランドや南ウェールズの新興産業都市に移住した。今日では小規模漁業が行なわれるほか,夏のリゾート地としてにぎわう。近年アバラストウィスを中心とした都市部で経済成長が著しい。周辺部では酪農を中心とした農業が主産業で,牧羊も行なわれる。沿岸部は断崖や岬,砂浜などの景観に優れ,多くの観光客が訪れる。アバラストウィスには,ウェールズ大学最初のカレッジであるアバラストウィス・カレッジ(1872)がある。面積 1795km2。人口 7万8300(2005推計)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む