アフラニウス(その他表記)Afranius, Lucius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アフラニウス」の意味・わかりやすい解説

アフラニウス
Afranius, Lucius

前 150年頃のローマ劇作家。ローマの風俗を模したトガタ劇作者テレンチウス作品を範としたといわれ,帝政末期にいたるまで上演されていたが現存するものはない。

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世界大百科事典(旧版)内のアフラニウスの言及

【ラテン文学】より

…リウィウス・アンドロニクスはローマで初めて悲劇と喜劇を上演した。続いてナエウィウス,エンニウス,パクウィウスPacuvius,アッキウスAcciusが悲劇とプラエテクスタ劇(ローマ史劇)を,ナエウィウス,プラウトゥス,カエキリウスCaecilius,テレンティウスが喜劇を,ティティニウスTitiniusとアフラニウスAfraniusがトガータ劇(ローマ喜劇)を創作上演した。これらのうちで現存するのは,プラウトゥス21編,テレンティウス6編の喜劇だけである。…

※「アフラニウス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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