アフラーシアーブ(その他表記)Afrāsiāb

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アフラーシアーブ」の意味・わかりやすい解説

アフラーシアーブ
Afrāsiāb

ウズベキスタン,サマルカンド市北郊にある都城址。 1220年にモンゴル軍によって破壊される以前の古代サマルカンドの遺跡。中世イランの叙事詩シャー・ナーメ』に登場するトゥーラーン王アフラーシアーブの居城がここにあったとする伝承に由来する。前5~4世紀に属する下層の建築跡はひどく破壊されているが,これはアレクサンドロス3世 (大王)軍隊によるものと思われる。7世紀に属する邸宅跡では,華麗な装いの人々の行列を描いた彩色壁画が発見され,当時のサマルカンドの繁栄が偲ばれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 大王

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む