アフラーシアーブ(その他表記)Afrāsiāb

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アフラーシアーブ」の意味・わかりやすい解説

アフラーシアーブ
Afrāsiāb

ウズベキスタン,サマルカンド市北郊にある都城址。 1220年にモンゴル軍によって破壊される以前の古代サマルカンドの遺跡。中世イランの叙事詩シャー・ナーメ』に登場するトゥーラーン王アフラーシアーブの居城がここにあったとする伝承に由来する。前5~4世紀に属する下層の建築跡はひどく破壊されているが,これはアレクサンドロス3世 (大王)軍隊によるものと思われる。7世紀に属する邸宅跡では,華麗な装いの人々の行列を描いた彩色壁画が発見され,当時のサマルカンドの繁栄が偲ばれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 大王

目次 飼養文化  北アメリカ  北方ユーラシア偶蹄目シカ科の哺乳類。北アメリカでは野生種はカリブーcaribouと呼ばれる。角が雄だけでなく雌にもふつうある。体長130~220cm,尾長7~20cm,...

トナカイの用語解説を読む