現代外国人名録2016 の解説
アブバクル・バグダディ師
アブバクルバクダディシ
Abu Bakr al-Baghdadi
- 職業・肩書
- イスラム国(IS)指導者
- 生年月日
- 1971年
- 出生地
- イラク・サマラ
- 学位
- 博士号(イスラム学)
- 経歴
- 経歴・容姿とも謎に包まれているが、国連資料によると1971年イラク中部のサマラで生まれたとされる。また、イスラム教過激派サイトによると、バグダッドの大学でイスラム学の博士号を取得しており、大学で教鞭を執っていたとも言われる。’96年〜2000年アルカイダが潜伏するアフガニスタンに居住。2004年2〜10月イラク駐留米軍に拘束され、その前後にイスラム教過激派組織に参加したとされる。2005年から4年間はイラク国内にある米軍の収容所に拘束されていたが、2010年5月にイスラム教スンニ派過激派組織“イラク・イスラム国”のトップとなり、シーア派のモスクや警察署を狙ったテロを相次いで起こした。2012年のシリア内戦に乗じて、戦闘員や武器を確保。シリア東部からイラク北部にいたる地域を実効支配、同年6月イスラム教の最高指導者“カリフ”を自称し、新国家“イスラム国(IS)”の建設を宣言した。2011年には米国国務省が、拘束につながる有益な情報に対して1000万ドル(11億5000万円)の報奨金を支払うと発表。2015年1月には拘束していた日本人ジャーナリスト2人を殺害するなど、数々の残虐行為で恐れられる。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報