アミダ遺跡
あみだいせき
[現在地名]嘉穂町大力 アミダ
古処山に源を発し遠賀川に注ぐ横町川に沿って延びる標高六七メートルほどの舌状台地先端部付近に立地する。縄文時代後期後半―晩期前半にかけての集落跡。昭和六三年(一九八八)から平成元年(一九八九)にかけて発掘調査が行われた。竪穴住居二〇軒、土坑四九基以上、埋甕一一基(うち屋内付設三基)、屋外炉六基、集石遺構二基などが確認されている。西平式・三万田式を中心に、北久根山式・御領式、晩期前葉―中葉の土器群も出土。石器類には石鏃・剥片鏃・つまみ形石器・石匙・石刃、打製・磨製石斧、十字形石器・石錘・石錐がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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