アメンホテプ2世(読み)アメンホテプにせい(英語表記)Amenhotep II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アメンホテプ2世」の意味・わかりやすい解説

アメンホテプ2世
アメンホテプにせい
Amenhotep II

古代エジプト第 18王朝の王 (在位前 1450~25) 。トゥトモス3世の子。父王の死後7年目に勃発したシリアの乱を鎮圧,多くの戦利品を獲得するとともにヌビアの首都に反乱首謀者7人の王の死体をさらして秩序を維持した。さらにガリラヤ湖まで遠征して,ミタンニ,バビロン,ヒッタイトなどに朝貢させ,その財力をもって各地に神殿建立,修理した。弓術にすぐれ,並みはずれた体力の持主で軍事的才能を有していた。彼のミイラテーベの「王陵の谷」で発見された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android