事典 日本の地域ブランド・名産品 「あやめ笠」の解説
あやめ笠[その他(工芸)]
あやめがさ
潮来市で製作されている。あやめが潮来の野の花であり、笠の形状もあやめに似ていることからあやめ笠と呼ばれる。潮来地方では、古くから農作業中の日除けや雨除けとして欠かせない必需品であった。また、悪事災難を避け常に身をまもる笠として大切にされ、以前は花嫁の頭に被せて災難をよけ夫婦仲むつまじく幸せにとの願いを込めた行事もおこなわれていた。い草を編み込み、竹ひごを入れながらふち編みをしてつくられる。茨城県郷土工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報