最新 地学事典 「アラゴナイト泥」の解説
アラゴナイトでい
アラゴナイト泥
aragonite mud
あられ石(アラゴナイト)に富む極細粒の堆積物のこと。主に熱帯域の浅海に分布する。あられ石は方解石と同じCaCO3の組成をもつ炭酸塩鉱物。あられ石の溶解度積は方解石よりも大きいため,温暖な浅い水域において局所的にあられ石が沈積することがある。また,暖かい海域ではあられ石の骨格をもつ生物(イシサンゴなど)も少なくない。しかし,あられ石は不安定で容易に方解石に変化するため,現在の海洋の炭酸塩堆積物のほとんどは方解石である。
執筆者:佐藤 任弘・公文 富士夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

