アリル樹脂(読み)アリルジュシ

化学辞典 第2版 「アリル樹脂」の解説

アリル樹脂
アリルジュシ
allylic resin

ポリエステル樹脂の一つで,アリルアルコール誘導体(エステルエーテル)から得られる樹脂.多塩基酸(飽和,不飽和)アリルエステル,あるいは多価アルコールとアリルアルコールから得られるエーテルに,ラジカル重合の触媒を加えて加熱すると得られる.モノマーの直接キュアも行われるが,一般に製造工程は二つに分かれ,アリル系モノマーを有機過酸化物と加熱してプレポリマー(β-ポリマー)にまで重合する第一工程と精製の第二工程がある.精製されたβ-ポリマーは,単独あるいはモノマーに溶解させて用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む