日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルガン」の意味・わかりやすい解説 アルガンあるがんJean Robert Argand(1768―1822) スイスの数学者。ジュネーブに生まれる。複素数を平面上の点で表示する方法を考案したが、1806年に発表されたその論文は、独立にノルウェーのウェッセルCaspar Wessel(1745―1818)が提出していた論文(1798)とともに、当時の学界に広く知られるには至らなかった。現在、複素平面はガウス‐アルガンの平面ともよばれる。また、代数方程式の解の存在にも一つの証明を与えた。[小松勇作][参照項目] | ガウス平面 | 複素数 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例