アルサケス(その他表記)Arsaces

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルサケス」の意味・わかりやすい解説

アルサケス
Arsaces

[生]?
[没]前248/前247
古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国始祖 (在位前 250?~248/7) 。カスピ海東方で遊牧していたイラン系種族パルニ族の族長であったが,前 250年頃パルティア地方に侵入し,セレウコス朝バクトリア総督を倒してアルサケス朝の基礎を据えた。バクトリア人との戦いで戦死したといわれる。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「アルサケス」の解説

アルサケス
Arshak[ペルシア],Arsakes[ギリシア]

(在位前247/前238頃~前210頃)

カスピ海南東方にいたイラン系遊牧民パルノイの族長。アルサケス(アルシャク)は「英雄」の義。セレウコス朝領であったパルティア州で自立し,パルティア王国(アルサケス朝)の開祖となった。

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世界大百科事典(旧版)内のアルサケスの言及

【パルティア】より

…西アジアの王国。アルサケス朝パルティアともいう(図)。中国ではアルシャクArshak(アルサケスArsaces)を音訳した〈安息〉の名で知られる。…

※「アルサケス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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