アルハンゲリスク州(読み)アルハンゲリスク(その他表記)Arkhangel'sk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルハンゲリスク州」の意味・わかりやすい解説

アルハンゲリスク〔州〕
アルハンゲリスク
Arkhangel'sk

ロシア北西部の州。州都アルハンゲリスク。北は北極海の白海に面し,洋上のフランツヨシフ諸島ノーバヤゼムリャーなどを含む。東はネネツ自治管区,コミ共和国と接する。大部分が氷堆石丘と広い河谷から成る平地で,北部はツンドラ,中部,南部はタイガ地帯となっている。主要河川は北ドビナ川,オネガ川。ロシア屈指の林業,木材加工の盛んな地域で,州都をはじめオネガ,メゼンなどに大規模な木材加工,製紙などの工場がある。農牧業部門では狩猟酪農漁業が行われる。州内交通はアルハンゲリスクとボログダを結ぶ南北方向の鉄道と,そこから分岐しコトラス方面へ延びる東西方向の鉄道が中心で,不凍期には河川交通,沿岸の海上交通が行われる。面積 41万 1000km2。人口 157万 7200 (1991推計) 。

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