20世紀西洋人名事典 「アルフレードカンポーリ」の解説
アルフレード カンポーリ
Alfredo Campoli
1906.10.20 - 1991.3.27
英国のバイオリン奏者。
ローマ(イタリア)生まれ。
聖チェチーリア音楽学院の教授だった父からバイオリンを教えられる。12歳でコンクール入賞。10歳でロンドンでデビューし、天才少年と注目される。1919年ロンドンフェスティバルで金賞を受賞。うっとりとするような心地よい音色を奏で、豊かな表現で唱いあげる。彼のバイオリンは、独自のアクセントを持つベル・カント的なカンターピレで、それがどの曲も、むせぶような雰囲気を作り出している。欧米で米を中心に活躍し、独奏者として活躍する一方、室内オーケストラを組織し、’39年に解散するまで指揮にあたった。’60年と’66年に来日。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報