アルマジロ類(読み)アルマジロるい

最新 地学事典 「アルマジロ類」の解説

アルマジロるい
アルマジロ類

学◆Dasypodidae 英◆armadillos

異節目あるいは貧歯目のアルマジロ科の哺乳類。この仲間で最も栄えているグループ。骨板とそれを覆う角質の皮膚でできた装甲をもち,これで頭頂部・頸部と胴体の上面・側面を保護。装甲を支持するため,脊椎を強化する構造がみられる。頭骨は細長く,歯には退化傾向がみられ,多くは単純な釘状の頰歯のみが残存。前後肢は頑丈で,ほとんどの種類が大きな鉤爪のついた5指をもつ。一般に中・小型の動物で,現生種の体重は120ɡ~60kɡほどであるが,更新世のパンパテリウム亜科のものには,サイほどの大きさの種もあった。現生種は主に昆虫食であるが,それ以外の動物や植物を食べることもある。南米の上部暁新統~中部始新統から産出したウタエトゥス(Utaetus)が最古。第三紀中期には,アリクイのような長い吻ふんをもつステゴテリウム(Stegotherium, 中新世前期),頭部の装甲に角状の突起をもつペルテフィルス(Peltephilus, 漸新世後期~中新世前期)など,南米で多くの種類が現れた。鮮新世後期に南・北米大陸間の地峡が形成されると,北方分布を広げ,現在,南米・中米・北米南部の,森林・サバンナ・草原・半砂漠などに9属21種が生息

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