地峡(読み)ちきょう(英語表記)isthmus

翻訳|isthmus

世界大百科事典 第2版の解説

ちきょう【地峡 neck】

大陸と大陸,大陸と半島などを結ぶくびれた狭い陸地。南北アメリカ大陸を結ぶパナマ地峡,ユーラシア大陸とアフリカ大陸を結ぶスエズ地峡,マレー半島のクラ地峡などが有名。その他,ギリシアコリント地峡ユトランド半島のキール地峡などがある。古来陸上交通の要衝であったが,運河が開かれ,あるいは計画されたりして海上交通の要所ともなっている。1869年に開かれたスエズ運河紅海地中海を結び,喜望峰回りのロンドン~ボンベイ間の距離を58%に短縮,また1914年開通したパナマ運河は太平洋とカリブ海をつなぎ,ホーン岬回りのニューヨーク~ホノルル間の距離を50%に短縮した。

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大辞林 第三版の解説

ちきょう【地峡】

両側から海が迫り、大陸の一部が極端に狭まった地形。パナマ地峡・スエズ地峡など。地頸。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

地峡
ちきょう

海洋や海湾の中間にある陸地の一部が極端に狭くなっている地形をいう。北アメリカと南アメリカ両大陸の間にあるパナマ地峡、アジアとアフリカ両大陸の間にあるスエズ地峡は有名である。スエズ、パナマ両地峡の長さは、それぞれ162.5キロメートル、65キロメートルである。両地峡は、海上交通の障害になっていたが、ともに運河の開通により、船舶の航行時間の短縮と運送費の節減から、世界の海運の発達に役だっている。航空機が発達した現在では、海上旅客輸送の地位は低下したが軍事的重要性は依然として高い。マレー半島の北部(タイ領内)にはクラ地峡があり、メキシコ南東部にはテワンテペック地峡がある。両地峡には運河は開かれていない。[有井琢磨]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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