化学辞典 第2版 の解説
アルント-アイステルト反応
アルントアイステルトハンノウ
Arndt-Eistert reaction
カルボン酸RCOOHを酸塩化物にし,ジアゾメタンを作用させて得られたジアゾメチルケトンが,水の存在下で銀塩の触媒作用により分解して,C原子が1個多いカルボン酸RCH2COOHになる一連の反応.
この反応は,中間にRの転位を伴ってケテンを生じるので(ウォルフ転位という),アンモニアまたはアミン中では酸アミドを,アルコール中ではエステルを生じる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報