20世紀西洋人名事典 「アレクシスカレル」の解説
アレクシス カレル
Alexis Carrel
1873.6.28 - 1944.11.5
フランスの生理学者,外科医。
リヨン(フランス)生まれ。
リヨン大学卒業後、同大学に勤務し、解剖学と外科手術の講義を担当する。1902年「リヨン・メディカル」誌に、彼が研究した「カレル縫合」と呼ばれる血管縫合術を発表し、高い評価を受けた。’06年ロックフェラー研究所に在籍し、組織を体外で任意に育てる「組織培養法」を発表。’12年血管縫合と臓器移植の業績に対し、ノーベル生理・医学賞受賞。第一次大戦の時戦傷治療法として「カレル・デーキン法」を考案した。’35年チャールス・リンドバークと共同製作で、切断した臓器を体外で生存させるための人工心臓装置を作った。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報