アレナイト(その他表記)arenite, arenyte

最新 地学事典 「アレナイト」の解説

アレナイト

arenite

1)一般に固結した堆積岩に対して用い,組成にかかわりなく砂の粒径をもった砕屑物からなる岩石を意味する。同様に,礫の粒径のものをrudite,泥の粒径のものをlutiteという。A. W.Grabau(1904)命名。ただし彼はarenyteとつづった。2)砂岩の分類において,含まれる泥質基質が通常15%未満のものの総称(R.H.Dott, 1964;岡田博有,1971)。主要構成粒子のうち石英が95%以上のものを石英アレナイト,75%以上のものを石英質アレナイトと呼び,石英が75%以下のものについては長石岩片の量比に基づいて長石質アレナイト,石質アレナイトと呼ぶ。泥質基質がないか,もしくはほとんど含まないものclean sandということもある。粒子の75%以上が単一岩片や鉱物からなる場合は,その岩片や鉱物の名をそのまま冠して,チャートアレナイトなどと呼ぶ。比較的分級度がよく,相対的に単純な鉱物組成をもつ。ギリシア語由来のpsammiteと同義。ラテン語arena(砂)に由来。参考文献岡田博有(1971) 地質雑,79巻:395

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参照項目:ワッケ

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岩石学辞典 「アレナイト」の解説

アレナイト

固結したか,または石化した砂で,含まれているマトリクス物質は15%以下のもの.組成はcalcareniteやsilicareniteなど,適当な接頭語を付けて表す[Grabau : 1904, 1920, Pettijohn, et al. : 1975].

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世界大百科事典(旧版)内のアレナイトの言及

【砂岩】より

…野外での呼称として定性的に使用している場合には,実際より細粒に判定していることがある。鉱物組成による分類では,膠結分(泥質基質)が15~75%までをワッケwacke(75%以上は泥岩),15%以下をアレナイトareniteに分け,さらに石英,長石,岩片の量比によって細分する。アルコースarkoseとは長石,石英を多量に含むアレナイトで,花コウ岩や片麻岩地帯から運ばれてできた砂岩をいう。…

※「アレナイト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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