アレナイト(その他表記)arenite, arenyte

岩石学辞典 「アレナイト」の解説

アレナイト

固結したか,または石化した砂で,含まれているマトリクス物質は15%以下のもの.組成はcalcareniteやsilicareniteなど,適当な接頭語を付けて表す[Grabau : 1904, 1920, Pettijohn, et al. : 1975].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアレナイトの言及

【砂岩】より

…野外での呼称として定性的に使用している場合には,実際より細粒に判定していることがある。鉱物組成による分類では,膠結分(泥質基質)が15~75%までをワッケwacke(75%以上は泥岩),15%以下をアレナイトareniteに分け,さらに石英,長石,岩片の量比によって細分する。アルコースarkoseとは長石,石英を多量に含むアレナイトで,花コウ岩や片麻岩地帯から運ばれてできた砂岩をいう。…

※「アレナイト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android