ワッケ(その他表記)wacke

最新 地学事典 「ワッケ」の解説

ワッケ

wacke

粘土質基質を多く含む砂岩の総称。15%(10%の場合もある)の基質量を基準に,少ないものをアレナイト,多いものをワッケと区分する。石英・長石・岩片の相対量に基づき,さらに石英質ワッケ・長石質ワッケ・石質ワッケのように細分される。グレイワッケの同義語として使われたこともあったが,混乱が生じたために,1960年代以降には前述のような使い方が大勢。

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参照項目:砂岩

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関連語 志岐

岩石学辞典 「ワッケ」の解説

ワッケ

もとは古いドイツ語で川底の礫のことを呼んだ語であるが,ポットが1753年に一般的な石として用いた[Pott : 1783].ハルツ地方では鉱床を含まないすべての岩石をwackeと呼んでいるが,最も普通には,ハルツ山脈の上部デボン紀から下部石炭紀のクルム層(Culm strata)の暗い色の頁岩層を呼んでいる.近年はこの語は10%以上粘土質のマトリクスを含む砂岩の記載に用いられている[Pettijohn, et al. : 1972].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のワッケの言及

【砂岩】より

…野外での呼称として定性的に使用している場合には,実際より細粒に判定していることがある。鉱物組成による分類では,膠結分(泥質基質)が15~75%までをワッケwacke(75%以上は泥岩),15%以下をアレナイトareniteに分け,さらに石英,長石,岩片の量比によって細分する。アルコースarkoseとは長石,石英を多量に含むアレナイトで,花コウ岩や片麻岩地帯から運ばれてできた砂岩をいう。…

※「ワッケ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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