20世紀西洋人名事典 「アンソニーウォーレス」の解説
アンソニー ウォーレス
Anthony F.C. Wallace
1923 -
米国の人類学者。
ペンシルヴァニア大学教授。
カナダのトロント生まれ。
ペンシルヴァニア大学で博士号を取得し、後にシカゴ大学より名誉博士号を授与されている。イースタン・ペンシルヴァニア精神医学研究所臨床調査部長を経て、ペンシルヴァニア大学教授。専門は心理人類学で、特にロールシャッハ・テストを用いて、タスカーラ・インディアンの最頻的パーソナリティを分析した。グリーンランド・エスキモーの精神障害がカルシウム不足であると唱え、また、個人の認知構造の総体をメイズウェイと名付けた。主な著書に、「The Death and Rebirth of the Seneca,New York Knopf」(’70年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報