アンチデューン(その他表記)antidune

最新 地学事典 「アンチデューン」の解説

アンチデューン

antidune

流れの高領域の一方向流によって形成されるベッドフォーム反砂堆とも。平滑床をつくる流れよりも流速が大きくなるとアンチデューンが形成され,さらに大きくなると底面が侵食されchutes and poolsになる。アンチデューンは,水面とベッドフォームそれぞれの波の峰と峰,谷と谷が同じ位置にある。波高が相対的に低く,対称性が高い。波長は流速の二乗に比例する。上流側に移動する場合,下流側に移動する場合,動かない場合の三種類がある。antiduneの名はG.K.Gilbert(1914)が上流側に移動することからつけた。

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参照項目:流れの高領域

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 横川

岩石学辞典 「アンチデューン」の解説

アンチデューン

水面下の砂に現れる長く低い横波で,比較的速い流れで水の表面波の相.砂の波は下流に向けて移動し,定常的に留まることがあり,さらに短命な表面波のように上流に移動することも普通である[Gilbert : 1914, Allen : 1968].誤って火炎構造(flame structure)として用いられた[Lamont : 1957].河床物質とくに砂粒が流れにより移動し,河床上に形成する波形尾根の方向は普通は流れにほぼ直角である.流れに逆らって尾根が上流に移動するものをアンチデューンという[木村ほか : 1973].流れの高領域の一方向流によって形成されるベッドフォームで,平滑床を作る流れよりも流速が大きくなるとアンチデューンが形成され,さらに大きくなると底面が浸食される[地学団体研究会 : 1996].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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